はじめに、はんだづけの練習をしましょう。
木のテーブルの上で作業しましょう。
抵抗器とプリント基板を準備します。
それぞれ写真を参考に、やけどしないよう注意して慎重に、手際よく行ってください。
誰でも、何度か練習すれば必ずうまくなります。
抵抗器の足をラジオペンチやピンセットを使ってまげます。
プリント基板の穴にその足を通します。
逆ピンセットで抵抗器とプリント基板をはさんで裏返しても落ちないようにします。
1本ずつ作業しましょう。 プリント基板の中央から端に順にするとしやすいですが、自分で色々工夫してください。
そのままでプリント基板を裏返します。
固定台のクリップでプリント基板をはさみます。
熱くなったはんだコテのコテ先を、抵抗器の足とプリント基板の丸いランドに両方ともに同時に押し当てます。
2秒待ってから、はんだをコテ先に溶けるように押し当てます。ペースト入りのはんだは、スッときれいに流れます。
溶けて流れてから、いち、に、さんと数えたら、はんだとコテ先を順に離します。
逆ピンセットを外して、反対側の足をはんだ付けします。 余分な足をニッパーで切り取ります。
冷えて固まったはんだが、富士山のような形となっていれば成功です。
上手くはんだがつかないようなら、ペーストをその場所に予め少しつければ、はんだが流れやすくなります。
冷えて固まったはんだが、だんごのようになっていたりすれば失敗です。
失敗したら、はんだ吸い取り器を準備して、もう一度コテ先を当てて、はんだが溶けたら、ボタンを押して吸い取ります。
これではんだ付けをやり直せます。(はんだが飛び散らないように注意しましょう。)
1から8をコツをつかむまで何度か繰り返しましょう。
失敗したらやり直しましょう。
コテ先は、時々スポンジできれいにしてから作業しましょう。
次に、リード線の先のはんだ付けを練習しましょう。
5センチ程度の長さに切ったリード線を準備します。
リード線の先を、数ミリほど、ワイヤーストリッパーを使って被覆をむきます。(⇒リード線の皮むき)
しん線がより線の場合は、先がばらけないように指先でねじっておきます。反対側も同様にします。
はんだコテの先に、はんだを溶かして、小さな玉にします。
リード線のしん線部分をペーストに差し込み、ペーストをほんの少し付けます。
溶かしたはんだの玉の中へ、そのしん線部分をさっと通します。
(この時、しん線が熱くなるので、ピンセットでリード線の中央部分を持ちましょう。)
反対側のしん線も同じようにします。
まんべんなくきれいにはんだがつけば成功です。
これで、プリント基板のはんだづけのところで、もう一度はんだづけすれば、リード線が接続できることとなります。
部品の足に直接接続したい場合も、足の先にはんだをつけておいて、同じ様にするとうまくできます。
多くつきすぎていれば、スポンジで玉を取り除いたコテ先を当てて、余分なはんだを取りさります。
何本か繰り返し練習しましょう。
これで、練習は終わりです。上手にできましたか?