保護者の方へ
ラズベリーパイは、数千円と安く手に入る高機能なパソコンで、入出力を有していて、電子工作に最適です。
一方で、安価な分、セットアップを一から自分で行わなければなりません。
このセットアップの方法は、本1冊になるほどですので、保護者の方が本などを参考に行ってあげてください。
本は、自身の分かりやすさなどから選んでください。(お薦めは、これ1冊でできる! ラズベリー・パイ 超入門です。)
本に記載されている「GPIO端子」の端子番号と用途の部分は、コピーを取ってお子さんへ渡してください。
電子工作で配線する際に必要な情報です。
ブレッドボードの説明も載っていると思いますので、どことどこがつながっているか説明してあげてください。
なお、本編では、ラズベリーパイをネットにつなぐ必要はありません。
本編は、RaspberryPi3で、Raspbianのデスクトップを前提としています。
電源のオンやオフの方法、Python(パイソン)の操作方法など、お子さんによく教えてあげてください。
また、電子工作が終わって、接続を再度確認してから、ラズベリーパイをオンするよう指導ください。
工作物は電圧が低く、感電の心配はほぼありませんが、ショートさせると壊れる場合があります。
(回路は、出来るだけ本体に害が及び難い構成としています。)
プログラムは、Python2で説明します。
RaspberryPiの設定のインターフェースのSPIとI2Cは有効にして、再起動ください。
(電子工作でこの2つはよく使います。カメラを装備していれば、同様に有効にしてください。)
写真は、ラズベリーパイ本体と必要な周辺機器の例です。
カメラは、本編にはでてきませんが、経験を積むといずれ使いたくなる一品です。
(夏休みの植物の生育記録を1時間おきに自動で撮影するなどが簡単に可能です。)
本体のケースは、電気的機構的に壊さないためにも、お薦めです。
また、電源をスイッチ付きコンセントタップで使うのも、マメにオンオフできるので便利です。
HDMI線は、中間コネクタを使うと、TV側やラズベリーパイ側を外さずに済み便利です。
キーボードとマウスは、線付きのタイプでも構いませんが、写真のように無線タイプだと操作場所の自由度が高まります。
これらは、子供が使う場合に、特に有用です。
電子工作に使う部品は、秋月電子通商の品番で説明していますが、写真を参考に同じ様な部品でOKです。
(KP−LED8Aのみ共立エレショップの品番です。この部品は無くても構いません。)
できれば子供をお店に連れていって一緒に選んでください。 楽しさから動機付けとやる気の醸成につながります。
お店が近くになければ、ネット通販で構いません。
1編の部品代は、子供さんのお小遣い程度で買えるようにしています。
それでは、お子さんために、保護者の方のご協力のほど宜しくお願いします。